いつも大変お世話になります。
先日は、ユダヤ人向けという独自コンセプトが強みであるQFCというお店を紹介しました。

今回は、セントラルマーケットというお店を紹介します。
このお店は、アジア人が多く、高学歴・高所得者が多いエリアに出店しています。
当然、ターゲット客はアジア人。
したがって魚好きなアジア人向けに、市場(いちば)をイメージしたお店づくりを行っています。
青果も地元の市場から毎日仕入れており、当然のごとくハイパーローカルです。
ただハイパーローカルの青果というだけでなく、ターゲット客に合わせて、アジア人向けの野菜(チンゲン菜など)売り場も揃えています。
この点は、とても重要だと思います。
2007年にこのお店を訪問した際は「オーガニック ソリューションコーナー」がありました。
しかし、今回訪問した際には、その専門コーナーが無くなっていたのが印象的でした。
もはや「オーガニック」は革新的スーパーでは当たり前となっており訴求力に欠けるので、お店のターゲット客に合わせ「深化」させた独自性が必要な時代になったということです。
更に圧巻なのは・・・
鮮魚売り場!
日本人が見ても純粋に素晴らしいと思える新鮮で豊富な魚が並んでいます。
また、このセントラルマーケットの最大の特徴である「生簀」にはカニやロブスターが。
アメリカの小売業の特徴であるクロスMD(関連販売)はここでも展開されていました。
生簀の側には、食卓への盛り付けまでを提案してくる可愛い食器やテーブルクロスなどの関連商品が陳列されています。
まさに「食材」提供者ではなく、「食事」提供者としての売り場づくりを店舗全体で感じました。
ちなみに、ここは日本人スタッフが4人勤務していて、お寿司を食べましたが普通に(お世辞抜きに)美味しかったです。
皆様のお店は、ターゲット顧客に合わせた売り場になっていますか?
次回は、元祖オーガニックスーパーのホールフーズというお店を紹介します。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
