【第28回】顧客台帳活用講座|店舗視察報告:ニューシーズンズマーケット

いつも大変お世話になります。
ミリオネットの田中潮です。

先日は、高級スーパーであるズーパンズマーケットを紹介しました。

今回は、サスティナブル戦略No.1であるニューシーズンズマーケットというお店を紹介します。

サスティナブルとは?

企業や人が発展し裕福になるだけでなく、周辺環境を保護することも両立させようとする考え方です。
人・企業・環境全てが「持続可能な社会づくり」ということです。

日本でも、プリウスの登場により車にも積極的に環境性能(燃費の良さや低排出ガスなど)が盛り込まれるようになり、その後もロハス(lifestyles of health and sustainabilityの略=健康で、自然環境も持続可能な生活様式)などの言葉が流行りました。
神奈川県藤沢市では、19社1協会により推進されている街づくりプロジェクト「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」が誕生。
この街では、住環境や商業施設、健康・福祉、教育施設、公園などの周辺環境の理想的なあり方を「生きるエネルギー」と表現して、それを100年先まで持続させるビジョンを掲げてプロジェクトが進められています。
 
近年、このサスティナブルと言う概念が、積極的に各企業に取り入れられてきました。
 
このニューシーズンズマーケットは、そんな「サスティナブル」という言葉が流行するずっと以前から、このコンセプトを取り入れて売上げを伸ばしてきたスーパーです。
したがって、環境意識が高いLOHAS消費者が住んでいるエリアを選んで出店しています。
※やはりターゲット顧客が明確に設定されています。
戦略の中心は「ハイパーローカル」「サスティナブル」。
 
興味深いのは、一見競合と考えられそうな地元のファーマーズマーケット(市場)に出資することで店舗周辺の集客力を強化するだけでなく、地元住民の雇用確保や関係性構築を両立させる取り組みを行っている点です。
 
また、消費期限が切れた食材を(廃棄せずに)有機肥料に変える装置を店舗に導入
近隣の契約農家にその肥料を無料配布、それで育てられた農作物を仕入れて売る、という徹底した地産地消のビジネスモデル(ハイパーローカル)を展開。

更に!
鮮魚コーナーでは「生態系の表記」までしています。
プライスカードが色分けされていて、充分な個体数が確認されている魚は「緑色」・食べ過ぎると個体数が足りなくなる魚は「黄色」などが分かるようになっています。
店舗にとって都合が良い情報だけでなく、場合によっては売りづらくなる環境問題の情報開示に至るまでを徹底して行っているのです。
 
なぜなら、ターゲット顧客が「LOHAS消費者」であり、提供する価値が「ハイパーローカル & サスティナブル」だからです。
 
まさに地元の人と企業と周辺環境が持続可能な社会づくり(サスティナブル)の戦略が徹底された企業なんですね。
 
したがって、ここで働くスタッフは非常にモチベーションが高い!
「地域貢献しているお店に働いている」という自信に満ち溢れているんです!
嬉々として私たちに、このお店の素晴らしさを説明してくれます。
また、権限委譲の仕組みがしっかりと行われているので、試食も(各々の判断で)積極的に勧めてきます。
 
いかがでしたか?
先日のズーパンズマーケットもそうでしたが、お店・商品・人全てに独自化戦略の理念が徹底的に落としこまれています。
 
  
私達は「誰に」「どんな価値の提供を」約束するお店なのか?
 
 
一度、その事を皆様の店舗でも考えてみてください。
  
次回は、店内の約90%がPB商品という個性ある「トレーダージョーズ」というお店を紹介します。
 
  
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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