いつも大変お世話になります。
ミリオネットの田中潮です。
- 顧客は、感覚ではなくデータで把握しましょう!
- 本当は怖い「見えないクレーム」
先日、CSとCRMとの違いについて紹介させていただきました。
CRMにおける具体策のひとつであるFSPを実施した場合にクレームが発生するのではという懸念があること。
CRMを実施しないリスクについて、「見えないクレーム」を紹介させていただきました。
ポイントサービスなどを行っている店舗様であればお客様の来店状況がデータで把握できるはずです。
出来ていないと言う店舗様は、ぜひ弊社にご相談下さい。
顧客は、感覚ではなくデータで把握しましょう!
データで比較していただけると一目瞭然ですが、VIP層と、そうでないお客様層とをお店に対する貢献度(利用金額や来店回数など)で比較すると、最も差が大きい店舗で100倍以上もの差があったケースがありました。
通常でも30倍ほどの差があります。
つまり、VIP客は(そうでないお客様に比べて)何十倍もお店に貢献してくれていると言う事です。
見えないクレームは、言うまでもなくVIP層から発生してしまいます。
上記の例ですと、一見さんより100倍もお店の売上に貢献してくれているVIP客に、均一的に接する事が平等であるはずがありません。
本当は怖い「見えないクレーム」
考えてみてください。
そのVIP客を1人失うと新規集客でそれをカバーするためには、単純計算で100人のお客様を集めないといけないという事になります。
現実的にそんな訳にはいきませんよね?
そこで、お店に対する貢献度を来店頻度(回数や金額)に置き換え、それに応じてお客様をランク分けします。
そして、その顧客ランクに応じた特典や付き合い方を提供する事で、
- 一見さんは一見さんなりに
- VIP客はそれに見合った
顧客満足を提供する事ができます。
そういう考え方がFSPというものです。
ちなみにFSPは下記の頭文字を取った用語です。
- Frequent(来店頻度)
- Shoppers(お客様)
- Program (計画・要項)
お客様をデータで「見える化」する事で、
新規さんグループ
リピーターグループ
VIPグループ
などのように、お客様をさまざまな条件で色分けする事が可能になります。
例えば、仮に引っ越しなどでVIP客が1名離反したとしても、上記のように顧客管理が出来ていれば、新規さんグループではなくリピーターグループからランクアップさせる事で、より現実的にリカバーできるわけです。
しかしながら、顧客ランクに見合った段階的なお付き合いと言われても、どうすれば良いのか具体策が分からない・・・という方もいらっしゃるかと思います。
詳しくは改めて紹介させていただきます。
お客様は一色ではなく、さまざまな「色」を持っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。